国内では珍しい形の城

沖縄の城に見られる特徴とは

沖縄にはグスクと呼ばれる独特の様式の城があります。多くのグスクは12世紀から15世紀の間に造られたと考えられています。軍事拠点だけではなく宗教拠点としての色合いも強く、城内には宗教行事を行う場所も設けられていました。グスクの特徴的な点は石垣による城壁です。石積みの技術は高いものがあり、マチュピチュと比較されることもあります。大阪城では直線的な石垣で凹凸をつけていますが、沖縄のグスクの石垣は緩やかな曲線を描いています。石垣をカーブ状にすることで、城に迫った敵を側面から攻撃することが可能になるのです。本土の城の石垣は反りがあるものが多いですが、グスクは真っ直ぐ伸びていることも特徴の一つ。石垣に穴を開けたアーチ状の門もグスクならではです。

世界遺産に登録された沖縄の城

沖縄本島や離島にあるグスクの数は約420もあるとされており、その中でも5カ所のグスク跡が琉球王国のグスク及び関連遺産群として世界遺産に登録されています。観光名所として有名な首里城は戦後に復元されたものですが、遺構が世界遺産となっています。首里城は琉球王国の国王の住居であると同時に政治的な中心地でもあり、中国と日本の文化が混ざり合った独特の建築様式が特徴です。勝連城跡は12世紀に造られたとされている、世界遺産に登録された城跡の中では最も古いものです。自然の地形を利用して造られた城であり、現在でも広大な曲輪が残されています。丘の上にある一の曲輪は城内で最も高い場所であり、うるま市の離島や中城城跡などが見渡せる景勝地となっています。

西表島のツアーでは町の明かりが少なく静かな環境なので、満天の星空や天の川の他に、空気が澄んで運が良ければ人工衛星も見ることができます。